桜の花がほころびはじめた暖かい日の午後、社会福祉法人あだちの里「綾瀬なないろ園」で、ふれあいコンサートを実施しました。「綾瀬なないろ園」は、障がいを持つ方たち約60名が通所している、平成25年4月にオープンした福祉施設です。今回は、足立区出身者を含む「アンサンブル ミレー」の三人が出演しました。
二週間前、フルートの畑澤加代子さんが施設を訪れ、各部屋をまわり1曲演奏をしてくれました。この事前のプレゼントで利用者の方たちは公演当日までの期待が募りました。
利用者代表のお二人が司会を務め出演者が入場。色鮮やかなピンクのドレスで登場した畑澤加代子さんの進行でいよいよコンサートが始まりました。1曲目はヴィヴァルディ作曲、四季より「春」を演奏。春を感じさせる軽快なメロディとヴァイオリン、フルートの音色に皆さんうっとり耳を傾けていました。次に、事前にリクエストをいただいた、ビゼー作曲「アルルの女」、続いて、ヴァイオリンのソロでモンティ作曲「チャルダッシュ」など、全7曲を披露。「ドレミのうた」「しあわせなら手をたたこう」では、利用者の皆さんも共演し、リズムに合わせて手拍子、足拍子。会場内は音楽と笑顔があふれていました。
普段生演奏を聴くことや、同じ施設内に通う「就労支援」と「生活介護」の各グループが一堂に会する機会が少ないとのことでした。このコンサートを通じて、同じ施設に通う利用者同士が交流し、楽しい時間を共有することができました。
![]() お手製の日めくりカレンダー |
![]() ポスターで宣伝してくれました |
![]() あたたかい手作りの看板 |
![]() あたたかいフルートの音色♪ |
![]() 超絶技巧を披露 |
![]() ソロ演奏は「きらきら星変奏曲」 |