食の基本は「食べる力」!
2018年3月17日(土)

あだちウエルネスカレッジ Vol.9   ~食×運動でカラダづくり・スタミナづくり~

馬淵 恵氏(一般社団法人 食アスリート協会 理事・主任講師)

今回のテーマは「食」と「運動」。試合で最高のパフォーマンスを発揮したい、体を大きくしたい、しっかり疲労をとりたいなど…、コンディショニングを高めるための「食」について、現在、プロ野球選手、トップアスリート、実業団チーム、高校大学のチームなど、数多くのアスリートの食と栄養をサポートしている、公認スポーツ栄養士の馬淵恵氏にご講義いただきました。
 「食べたものだけで体はできています」という話から始まりました。各自、昨日の夕食は何を食べたのだろうか?と考える場面も。体に良いと言われているものを食べるだけではなく、それを受け入れる消化吸収する力や胃腸力といった体の機能を高めることが重要!その「食べる力」がポイントということです。
ダイエットのために、ごはん等の炭水化物を控える方も多い中、お米は、体の代謝や消化吸収力を高める食材であり、糖を栄養とする脳機能への影響も大きいと、ごはん(米)の重要性について解説がありました。そして、ごはんと、それ以外のおかずや味噌汁の割合は『6:4』がベターだと伺いました。
スポーツをして、消耗したエネルギーを修復するのは食事であり、食べ物を受け入れる体の機能=「食べる力」を意識することの大切さ、また「心」をコントロールしている“脳”も食事からの栄養で動いており、脳の働きを助ける栄養を補給すれば、心も安定し、メンタルも整えられると学びました。
受講された方からは、「成長期にある小・中・高校生に声を大きくして伝えていただきたい内容でした。今、子どもたちの食事はお粗末で将来の健康が保たれるかとても心配です。若い人にぜひ理解してもらいたいです」「ごはんを減らしていましたが、確かに体重が減りませんでした。おかずを増やしていました。今後、米をしっかりして体内(胃腸)を整えたいです」「体重を増やすにしても、減らすにしても、ごはんをしっかり食べないといけないという主張が新鮮でした」などの感想をいただきました。


スポーツする人からサポートする人
まで
熱心に学んでいました

糖類が入った飲み物も、飲む量に注
意が必要