※「子どものことを考える大人の勉強会」として開催している「子ども学講座」。これまで、乳幼児期やギャングエイジ、スポーツをする子どもの心理など、様々にテーマを変えて開催しています。今回は「思春期」を取り上げ、悩み多き年頃について一緒に考えてみることにしました。
※1日目は、「なぜあなたはそうなの?思春期を知ろう」をテーマに、コミュニティ心理学を専門とする藤後氏にご講義いただきました。思春期は扱いが難しいと言われますが、その時期の体や心の変化や子どもの気持ちなど、自分自身の思春期を振り返りながら学びました。講義の中では、親や周りの大人たちも思春期パワーを受け止めることは大変なことであるが、子ども自身が抱えきれない心の痛みを吐き出そうとしている時期なので、「受け止め、共有することが第一歩」だと伺いました。
※2日目は、「子どもに寄り添うコミュニケーション技術」をテーマに、対人社会心理学を専門とする磯氏にご講義いただきました。より良いコミュニケーションを図るため、まず怒りの感情の鎮め方について伺いました。そして、自己効力感、自己決定感を育む言葉がけのヒントを学びました。特に「傾聴する」ことで「子ども自身の言葉を子ども自身が聴く」ように方向づけることがポイントだとわかりました。
※受講者からは、「思春期の息子を少しでも理解できれば、と思い受講しましたが、大変ためになる内容ばかりでした」「具体的な声かけパターンを知ることができて良かったです」などの感想をいただきました。
![]() 講師の藤後悦子氏(1日目) |
![]() 講師の磯友輝子氏(2日目) |
![]() 熱心に講義を聴く受講生の皆さん |
![]() 隣の方との意見交換で話が弾みます |