あそびのプログラムからプレイリーダーとしてのポイントまで…
2018年1月28日(日)

運動あそびリーダー講習会 ~“あそび”で子どものカラダが変化する~

篠原 俊明 氏(東京未来大学 こども心理学部 専任講師)

今回は、講師に『スポーツ庁「子供の体力向上課題対策プロジェクト」プロジェクトメンバー』の篠原氏を迎え、日頃、子どもの活動に関わっている方などを対象に、「運動あそびのリード」を学ぶ講習会を開催しました。
講義では、子どもの体力・運動能力の低下は、身体活動量の減少、基本的な動きの未習得が原因であり、現在も低い水準で停滞しているという現状を伺いました。身体活動量の調査結果では、現代の小学生の歩数は1970・80年代の小学生に比べると50%減とのこと。遊ばない子ども・遊べない子どもが増え、子どもが遊びを成立させるための条件「3つの間(時間・空間・仲間)」に加え、子どもの興味や関心や遊び心を引き出す存在として、4つ目として『人間』(子どもの遊びを支える「プレイリーダー」の存在)の「間」が必要とのことでした。
後半は、実際に、アイスブレイク(参加者の緊張感を和らげるための手軽なゲームや手遊び)の体験、調整能力や空間認知能力向上のためのボールあそび、そして、新聞紙を使った投力向上の遊び(写真参照)などのプログラムを体験しました。
また、実技の合間には、上手に子どもたちを注目させるための「声かけ」「行動」「立ち位置」「子供の判断にゆだねるポイント」など、プレイリーダーとしてのポイントもご指導いただきました。
参加者からは、「子どもたちの現状や課題を理解する機会になり、とても勉強になりました」「子どもたちが楽しく運動できるようなプランが考えられそうです」などといった声が届いてきました。


子どもの体力・運動能力の実態を学びました
 
2人組→4人組→8人組へと増やしながら動きが展開

ボールを使って、遊びながら柔軟性アップ!
 
丸めた新聞紙を使って、投力向上!