※千住大橋駅から程近い石洞美術館で、会期中の企画展「石洞動物園」のテーマに合わせてコンサートinミュージアムを開催しました。ご来場の皆さんには、石洞美術館に隣接するカフェ「妙好」で冷たいお茶を召し上がっていただいた後、館内の作品をご鑑賞いただきました。
※まず、石洞美術館 事務局長で学藝員の林克彦氏から石洞美術館の設立の経緯について説明があり、企画展を担当する学藝員の秋間敬代氏からは「石洞動物園」の見どころなどを伺いました。
※コンサートは、2階の展示フロアーにてDuo Twins(デュオ ツインズ)の素敵なアンサンブルから始まりました。双子のデュオ、チェロ奏者西山健一氏と、コントラバス奏者西山真二氏の息の合った演奏は秀逸。お二人とも足立区在住で、N響メンバーです。チェロとコントラバスのために作られた楽曲で弦の魅力を思う存分披露しました。中盤には、遠くから美しい音色が聞こえてくると、ヴァイオリン奏者の冨沢由美氏(西山健一氏の奥様です)が1階からスロープを歩き、演奏しながら登場しました。弦の調べに深みが加わり、皆さんはその一音一音に聴き入っていました。西山ファミリーのとても優雅で息の合った演奏と、楽しいお話に、場内は温かい雰囲気に包まれました。また曲の途中には、動物園に因んでカッコウやカエル、猫の鳴き声を表現した弦楽マジックも!まるで動物たちが、そばに歩みよってきたかのよう。
※アンケートでは「美術品と音楽が楽しめてとてもゆったりとした気持ちになりました」「足立区在住の音楽家にこんなに素晴らしい方々がいらして、誇らしいと思いました」などの感想をいただきました。目と耳と心で感じて楽しめる印象深いコンサートとなりました。
![]() 石洞美術館事務局で学藝員の長林氏の講話 |
![]() 息がぴったりのDuoTwinsの演奏 |
![]() 地元足立区の話で会場内が和みます |
![]() ヴァイオリンも加わり、弦の響きに深みが増します |
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