師走の郷土博物館にオカリナとギターの美しいハーモニーが響き渡りました。身近な施設で区内のアーティストが素晴らしい演奏をお届けする「マイタウンコンサート」。今回の出演者は区内在住のトランペット、オカリナ奏者の茨木智博さんとギター奏者の大柴拓さん。
カッチーニのアヴェ・マリアが静かに流れ始めます。土から生まれたオカリナの素朴な音色は、草木の香りがする故郷の風のようです。郷愁が漂う郷土博物館に静かに流れる調べが、聴く人の胸によみがえる思い出のように深く心に染み込んでいきます。続いてプログラムは一転し、ジャズやクリスマスソングなどバラエティに富んだものに。曲の間には、千住の下町グルメの話など、楽しいトークにお客さんから笑顔がこぼれます。そしてクライマックスの超絶技巧を駆使した迫力ある演奏に満員のお客様からは感嘆のため息が。お二人の見事な演奏に、お客様の熱い拍手が鳴りやみませんでした。アンコール曲のアメイジンググレイスが終わっても、多くのお客さんがお二人を囲んで、感動を伝えてくれました。大満足された様子のお客さんからは、またぜひこの会場でとの声をたくさんいただきました。
![]() 足立区郷土博物館の外観 |
![]() 当日のプログラム |
![]() いろいろな種類のオカリナ |
![]() 満員の会場 |
![]() 演奏の様子①(右:茨木氏、左:大柴氏) |
![]() 演奏の様子② |