花畑第一小学校の1年生に音楽や演奏家との楽しい出会いを届けるため、1月17日(木)にアウトリーチコンサートを開催しました。この日の演奏家はサントリーホール室内楽アカデミー弦楽四重奏の皆さん。演奏家の息づかいがわかるほどの近い距離で迫力あるプロの演奏を体験しました。
後日、担任の先生方から、アウトリーチコンサートの感想や子どもたちの様子、今後のヒントなどのお話を伺いました。
![]() 音の違いもわかりました |
![]() 演奏に聴き入ります |
『言葉では表現できない何かを感じ取っていたように思います』
普段、とても元気な子どもたちなので、正直クラシックコンサートをきちんと聴けるかな?と心配しましたが、とても集中して聴けていたことに驚きました。演奏に引き込まれていたのだと思います。
演奏家の表情を見て「こんな顔して演奏するんだ」という子どもがいました。言葉で表現する事が難しくても、演奏家が全力で演奏する様子を見て何かを感じ取っていたように思います。
1年生のこの時期(1~3月)は、社会性というか、自分たちのために来てくれている方の前で、自分勝手におしゃべりをしてはいけない、ということが徐々にわかり始める時期なので、コンサートを聴くには最適だったのではないでしょうか。(1組松本先生)
『経験がなければ想像だけで終わってしまう』
今回、ヴァイオリンやチェロの音を実際に聴いた事で、これからの音楽の授業などで「音」を意識して聴けるようになると思います。経験がなければ想像だけで終わってしまいます。実物の楽器を見たことが無い子どもも多く、「チェロってあんなに大きかったんだ」とか「はじめて見たよ、先生!」「触ってみたかったな」と話している子どもがいました。
コンサートを聴いた後は、ヴァイオリンやチェロを弾く真似をして「私も弾ける人になりたい」と言ってくれた子どももいました。(2組石井先生)
![]() 1年1組 松本先生 |
![]() 1年2組 石井先生 |
『子どもたちにも何か役割を持たせたら…』
演奏家の皆さんと給食をご一緒する時に、控室まで迎えにいく役割を、子どもたちみんながやりたがりました。演奏を聴くだけではなく、コンサートを作る側の役割を持たせたら、子どもたちの素晴らしい成長につながると思います。
教室では「練習はどのくらいするの?」と聞いている子どももいました。何時間も集中して練習をするという演奏家に刺激を受けたのではないでしょうか。子どもたちのありのままの姿が出る給食の時間などにも演奏があったりすると面白いかもしれませんね!(松本先生、石井先生)
![]() 手をつないで一緒に教室へ |
![]() いろいろなお話しをしました |