※今回の小学校アウトリーチコンサートは、ヴァイオリニストの瀧村依里氏とピアニストの白石光隆氏を迎え、関原小学校と江北小学校で開催しました。エルガーの「愛の挨拶」から始まったコンサートは、美しい音色と楽しいお話で進みました。
※瀧村氏からは、ヴァイオリンの弓についてのお話を聞きました。普段はピンと張っている弓が、ネジを緩めると本物のふわふわの馬のしっぽの毛に変身。このヴァイオリンの年齢を当てるクイズでは、5歳、10歳、との声が上がりましたが、1806年生まれの210歳だったことを知らされると、驚きの歓声が上がりました。その後も子どもたちは、何人もの人に受け継がれ大事に使われてきたというヴァイオリンの音色に真剣に聞き入っていました。
![]() 特別な音楽の授業 |
![]() 音楽を聴いて、どう感じたかな?! |
※白石氏からは、ピアノが作られるまでの工程や歴史のお話を聞きました。エプロンをつけ職人に扮した白石氏がピアノの一部を分解し、鍵盤を手前に引き出しました。子どもたちは音の鳴る仕組みを見たり触ったりすることができました。最後の曲、ラベルの「ツィガーヌ」では、子どもたちがヴァイオリンとピアノの周りを囲み、すぐそばで聴くヴァイオリンの響きや白石氏が弾く手の早さを終始真剣な表情で見つめていました。
![]() ねじを外して鍵盤を引き出すと・・・ |
![]() 最後は全員で校歌を歌いました |
※コンサート後には担任の先生から、「普段とは違う子どもたちの真剣な表情を見てびっくりしました」との感想を頂き、子どもたちからは「きれいな演奏でさわやかだった」「心が温かくなり、気持ち良かった」との声が聞かれました。あっという間の45分間、本物の音楽を身近に感じるコンサートとなりました。