※プロの生演奏を目の前で体験する、小学1年生に向けた小学校アウトリーチコンサート。今回は木管五重奏「クインテット・アッシュ」を迎えて、西新井第二小学校、西保木間小学校で開催しました。音楽室に着席し授業開始時間になると、遠くから音楽が聞こえてきます。クラリネット、フルート、オーボエ、ファゴット、ホルン。一人ずつ、楽器を演奏しながらの入場に子どもたちはびっくり。初めて見る楽器もあり、ワクワク感が高まります。
![]() 教室に入ってくる演者にびっくり |
![]() 近くでみるのは初めて。皆、自然と前に前に! |
※楽器紹介のコーナーでは、目を閉じて音色だけで何の楽器かを当てるクイズをしたり、音の出る仕組みを学んだりしました。演奏家が楽器を解体して見せてくれたので、とても分かりやすかったようです。中でもホルンのコーナーでは、ビニールホースとカップ麺の容器でできた手作りホルンが登場。マウスピースから息を吹き込むと不思議な低音が聴こえました。またファゴットではリードがふるえる様子を、ストローを使って実演してもらいました。
![]() 目を閉じて、「どの楽器の音かな~?」 |
![]() 楽器の仕組みが良くわかります |
※コンサートのプログラムはモーツァルトの歌劇『魔笛』序曲からアンコールを含め、全5曲を演奏。間近で聴く演奏から、その息づかいや細やかな指先の動きを感じとることができました。また、合奏には一人ひとりの役割があり、いくつもの音が重なり合うことで、より楽しく演奏できるという5重奏の魅力も知りました。「友達と遊ぶのが楽しいように、音楽もみんなで演奏すると、もっと楽しくなるんだよ」との言葉に、子どもたちは笑顔でうなずいていました。
![]() リードがふるえて、音が出るよ! |
![]() 優しいハーモニーが教室を包みます |
※子どもたちからは「はじめてコンサートをみた」「家でホルンを作ってみたい」「自分でもやってみたい」という声がありました。小学校1年という時期だからこそ、素直に音楽の楽しさを感じとってくれた、ひとときの体験でした。