子どもが社会で必要な規範や行動様式などを身に付けることを「社会化」と言います。それは、家庭や地域社会の関わりの中で身に付きます。講座では、子どもを取り巻く環境の変化が子どもの社会化に与える影響について、教育社会学を専門とする、放送大学教授岩永雅也先生にお話を伺いました。
核家族化や学校5日制導入、社会の価値観の変化などの昔と今の違いや、それらを踏まえた地域の役割についてユーモアあふれる体験談も交えながら、わかりやすくお話しいただきました。
「子どもは重要な他者(親やそれに代わる大人)の行動や考え方を模倣して社会化されていくものだから、大人の意識にかかわらず子どもの社会化はいつも本番」という先生のお話が印象的でした。
受講生からは、「2時間があっという間の講座だった」「子育て中であり、改めて家庭・学校・地域の役割、連携の大切さを痛感した」「各時代の背景と幅広い分野のデータを織り交ぜ、昔と今が流れるように入ってきた」などの感想をいただきました。
![]() 講座風景 |
![]() 講師の岩永雅也氏 |