コンサートホール、劇場をスバリ斬る!
2014年2月28日(金)

第29回 あだちアートリンクカフェ

講師 神宮寺昌宏氏(コンサートホール・ジャーナリスト)

今回は、コンサートホール・ジャーナリストの神宮寺昌宏氏をお迎えし、お話しを伺いました。(※参考 神宮寺昌宏著「残・響」 フーコー)
ホールや劇場に行ったとき、どの席に座ったら良いのか迷う方もいるかと思います。今回は「響きのよい席」「お得な席」「穴場の席」あるいは「ホントにお得?」「座ってみたら意外とがっかり」「あれ?とんでもない」席など、神宮寺氏独自の視点から写真や座席表を見ながら解説していただきました。例えば、2階席の舞台を斜め上から見るブロック席が意外と穴場で、音の響きも良く、金額も抑えられ、後方の演奏者の動きなど舞台全体を見渡すことができる。また、上階の席が下階の席に重なる席は、音がこもって聞こえてしまうことや、あるホールのバルコニー席は、反対側の壁から音が跳ね返るため、二重に聞こえたり、演奏が乱れて聞こえたりすることがある。舞台上と客席の天井の高さが同じだと響きが良い、など。神宮寺氏いわく、全国一響きが良いホールは、愛知県にあり、都内の有名なホールの良いところを合わせて造られたホールとのこと。
参加者の中には演奏家もいらしたので、演奏する側として、舞台上のどこに立ったらより良い響きが届くかなどの質問も寄せられました。最後には、日本で唯一舞台の向こう側に海の見えるホール(宮城県)など珍しいホールも紹介され、参加者の関心を集めていました。
普段何気なく訪れるホールでも、席によっての聴こえ方、楽しみ方があるものだと感じました。皆さんも今後ホールや劇場に行かれる時には、ぜひ視覚や音の響きを意識してみてください。きっといつもより素敵なコンサートになることでしょう♪

 

0228_アートリンクカフェ①
このあたりが音も良く、舞台が見渡せますよ♪
0228_アートリンクカフェ②
座席表をご覧ください♪
0228_アートリンクカフェ③
熱心に聞き入る参加者の皆さん
0228_アートリンクカフェ④
参考資料