区内にある東京未来大学と連携し、日常生活に役立つ心理学を学ぶ講座です。昨年度、東京未来大学学長の大坊郁夫教授に「コミュニケーションの心理学」といテーマで、理論を中心に講義していただきました。今回は、その実践編として、身近にある状況に照らした、わかりやすい講義とワークショップで講座が進められました。
1回目は「アサーション」。相手も自分も尊重した自己表現のことです。I(アイ)メッセージ(※1)、DESC法(※2)などの具体的なコツを学びました。2回目は「非言語コミュニケーション」のテーマで、しぐさやパーソナルスペース、ジェスチャーについて、3回目は他者や物ごとを見る視点の影響について学びました。
講義の合間にワークショップで自己分析をしたり、隣の席の人と話をしたり、2時間があっという間の充実した内容となりました。また、ワークショップのおかげで、講義が進むと共に受講生同士がなごやかな雰囲気になっていく様子が伺えました。受講生からは、「大学に行かないと学べないものを学ぶ機会に出会えた」という感想や、「心理学に興味がわいた」「わかりやすく楽しかった」「日常生活に活用できる」「収穫があった」というたくさんの声を頂きました。
(※1) I(アイ)メッセージ
「私」を主語にした表現
(※2) DESC法
相手に伝えたいことを「客観的な状況」「主観的な気持ち」「提案」「代案」の4つに整理するやり方。
アサーティブに気持ちや意見を伝えるときに役立ちます。
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![]() 講座風景 |