今回のゲストスピーカーはオフィス・アゲインの松田豊氏と活動弁士ハルキ氏。今回は参加者を一般公募し、無声映画に興味を持たれた方やアートに感心を持つ区民の方が大勢参加されました。
始めに松田氏から無声映画の歴史と発展、その魅力についての解説がありました。参加者の皆さんは興味深そうにメモを取りながら真剣な表情で聞いていました。
続いて活動弁士ハルキ氏による活弁の実演付き無声映画、時代劇「血煙高田馬場」、洋画「ドタバタ撮影所」、小津安二郎監督の「大学は出たけれど」の3本が上映されました。ハルキ氏は1人でこれら3本すべての役柄のセリフやト書を語ります。声優の要素も併せ持ったハルキ氏の素晴らしい声と表現に、80年以上も昔の無声映画はいきいきと現代によみがえり、会場の皆さんはたちまちのうちに映画に引き込まれていきました。
100年以上も経て残った映像をつなぎ合わせる大変な作業によって保存されている無声映画。無声映画と伝統話芸としての活弁をもっと多くの人々に観て知ってほしいと強く思いました。
![]() 松田豊氏と弁士ハルキ氏 |
![]() 今回の会場は学びピア21の講堂です |
![]() 初めての映像はエジソンが発明 |
![]() 活弁実演中のハルキ氏 |
![]() いよいよ上映が始まります |
![]() 小津安二郎監督の無声映画です |