今回は東京藝術大学大学院でアートマネジメントを学んでいるウクライナ出身のエレナ・ブジョラさんにお話しを伺いました。エレナさんは2006年に1年間交換留学生として来日後、2011年に研究留学生として再来日して現在に至っています。日本での生活、活動を通して見えたウクライナと日本の違いについて、「日本にはあるけど、ウクライナにないもの」を生活全般、芸術、様々な視点から伺いました。そこから見えてきた日本は、日常生活はとても便利で公共面での配慮にも恵まれていて、文化芸術を取巻く環境もとても充実していることがわかりました。長い歴史を経て1991年に独立を果たしたウクライナは、ヨーロッパ有数の面積を持つ国の一つで、多様な文化を育み、鉱石資源にも恵まれ、鉄鋼業を中心とした重化学工業が発達しています。また、温暖な気候と素晴らしい景色の数々は常に多くの旅行者や芸術家を魅了し続けています。国自体が経済的にあまり豊かではないにも係わらず、オペラやバレエのチケットは高くても2000円という文化環境は羨ましく感じます。
日本とウクライナ、二つの国を生きているからこそのお話しに、しっかりとした考え方の中に魅力いっぱいのエレナさんのお人柄を感じ、美しい国ウクライナに行ってみたくなりました。
![]() ゲストスピーカーのエレナ・ブジョラ氏 |
![]() ウクライナを映像で紹介 |
![]() 美しいウクライナに興味がいっぱい |
![]() 日本とウクライナの違いは… |