東京クリエイティブ・ウィークスって?
2012年8月24日(金)

第12回 あだちアートリンクカフェ

ゲストスピーカー 森 隆一郎氏(東京文化発信プロジェクト 広報調整担当課長)

森さんはアート・イベントの世界ではかなりの有名人です。これまで「縁をつくる・つなぐ仕事」を積極的に続けてこられたそうです。その原点は、「ティアラこうとう(江東公会堂)」での仕事で感じた違和感。バレエとオーケストラのいるホールは区民施設として「きれい過ぎる」「素晴しいけれど、もっと庶民的なほうが合っている」。そこで生まれたのが「ティアラ・スーパー・サンデー」。区民祭りと連携して巡回バスも止めてもらい、施設ごと全部祭りにして地域全体を盛り上げる。ここで生まれた人間関係が新たに情報発信するようになる。このように「人」や「事」のつながりを見つけ結んでいく「川の手アーツのれん会」が生まれ、全国のアートプロジェクトが集まる機会、出会いの場へと発展した「アサヒ・アート・フェスティバル」も生まれました。
こうした試みは「いわき芸術文化交流館アリオス」での仕事に生かされました。テーマの「東京クリエイティブ・ウィークス」は「東京文化」(なじみのない言葉ですが)を考えるきっかけになればと思っているそうです。森さんは、東京はパリなどと違って広すぎる。しかし、「文化」が「人同士が作る風土、人のつながりから生まれる傾向や態度」にかかわり、「他者との対話や交流から」自分たちの文化が明らかになり、それへの愛着がわくならば、ネットワークから立ち上がる「東京文化」も可能ではないかと考え、今はその可能性に挑戦しているそうです。
ご自分の信じる「あるべき文化」を実現してこられた森さんの構想力と実行力に圧倒されながら、「文化」についてのお話をたっぷりと伺いました。

0824_第12回あだちアートリンクカフェ①
アートアクセスあだちも「東京文化」のひとつに
0824_第12回あだちアートリンクカフェ②
参加者の活動のお話も魅力的なものばかり
0824_第12回あだちアートリンクカフェ③
「縁をつくる・つなぐ仕事」について話していただきました
0824_第12回あだちアートリンクカフェ④
ゲストスピーカーの森隆一郎氏