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経営内容

経営方針

平成21年度は、公社にとって事業内容を大きく変える年です。これまでの指定管理者受託施設を中心とした生涯学習機会の提供事業を、民間企業に引継ぐこととなりました。一方、足立区の推進する「あだち放課後こども教室」事業の支援業務を受託して、その舞台となる小学校を中心に自主事業として体験講座を実施するとともに、地域活動の支援へと主軸事業を移すこととしました。すなわち、区の生涯学習推進体制の中での公社の役割を見直し、「施設活用型」の事業展開から「地域ネットワーク型」事業推進の担い手へと役割を移行することとなり、新たな事業分野の開拓へとその一歩を踏み出します。
また、公益法人制度改革への対応も課題となっています。
そこで平成21年度の公社経営方針は、新たな役割を踏まえて、地域での文化・スポーツ・学習活動を結び合わせて相乗効果を生み出す「地域ネットワーク」形成を重視し、公社のもつ経営資源を最大限に活用することにより生き生きとした地域社会を築くことをめざすものとし、以下のように定めます。


1.あだち放課後こども教室の開設及び運営支援に積極的に取り組む
 足立区と連携し、区立小学校を拠点としたの開設と運営支援を公社の新たな主要事業として位置づけ、財源・人材・情報活動等の経営資源を集中的に投入します。平成21年度開設予定校は26校、平成22年度開設予定校は20校で、それまでに全小学校への導入を目指し支援していきます。

2.区民に文化・学習・スポーツの豊かな体験機会を提供する
 公社の自主財源を投入し、放課後こども教室体験プログラムなど生涯学習の学習機会を提供していきます。また、地域の団体、グループ等の事業をコーディネートすることを通じ、地域活動の支援と連携、人材育成等に寄与します。

3.新公益法人の認定を受け、新体制で法人を堅実に経営する
 平成20年12月に新公益法人制度に関する法律が施行されました。当公社は平成21年度中に新公益法人の認定を受けるための手続きを、全組織を挙げて取り組みます。その際、事業体系、事業目的、組織、財源配分等を精査し、将来の公社の経営基盤の強化を図ります。
※「平成21年度 事業計画書」公社経営方針を、一部ホームページ用に修正して掲載しています。
※平成21年10月1日に「公益財団法人 足立区生涯学習振興公社」となりました。

事業内容

生涯学習講座等の学習機会の提供

子どもの安全・安心に集える居場所として、放課後の小学校施設を活用し、文化・芸術・スポーツ活動等の多様な体験の場を提供します。また、文化芸術の潤いのある心豊かな区民生活の実現を図るため、広範なジャンルにわたる芸術性の高い優れた舞台芸術作品の鑑賞機会を提供します。

生涯学習に関する相談及び情報提供

公社ニュース「ときめき」特集号では、公社事業や区の生涯学習への取り組みへの区民の関心や理解を深めるために、公社や区の取り組みやイベントなど生涯学習に関する情報をわかりやすく発信します。公社ホームページでは、公社の概要や事業案内などの情報を発信し、PRします。

生涯学習の啓発及び生涯学習活動に対する助成

芸術普及活動(アウトリーチ活動)を展開し、これまで文化芸術に触れる機会が少なかった区民に対して、様々な働きかけを行い、音楽や芸術や文化施設への興味を喚起します。文化芸術の無関心層を関心層・支持層へと移行させていくことにより、文化の薫り高い活力ある地域社会の形成を推進します。

生涯学習の推進に必要な人材の育成及び確保

「あだち放課後こども教室事業」を円滑に運営するため、スタッフに、より専門的な知識、技術をスキルアップさせる研修の場を提供します。さらに事業の充実を図るため、サポーターとして地域の人材を発掘し、活動に必要な学習プログラムを学ぶ機会を提供し、事業をサポートする人材を育成します。また、文化芸術や文化施設に関心を持つ区民からボランティアを募り、地域からのホール文化事業のサポート活動や、実際に文化事業を共に運営し、区民の自己実現を図ります。

生涯学習に関する調査及び研究

コーディネーショントレーニングの効果を把握するため、区教育委員会が区立小学校全児童に実施する体力測定のデータを基に、トレーニング実施前・実施後の比較研究を区教育委員会と連携して行います。調査は区立小学校を抽出し、体育授業やあだち放課後こども教室プログラムでトレーニングを実施しての効果測定とともに、非実施(クラス)群も抽出し、実施群と非実施群との比較研究も行います。

地域における生涯学習活動の支援

公社の事業ノウハウとネットワークを活用した事業コーディネートを通じて、区民が地域課題などについて主体的に考え学びあう機会を創出します。さらに、社会情勢に即した課題や事業形態の研究、キッズ体験学習プログラムの新規開発を行い、地域学習の支援を充実していきます。また、区民との協働により文化芸術の薫り高いまちづくりを推進するため、自主的な文化活動を行う区民や地域の芸術家及び団体とパートナーシップを持って、共に新しい区民文化を創造していきます。

放送大学学園から受託する東京足立学習センターの業務及び管理

東京足立学習センターの総務業務及び図書室・視聴学習室の管理を受託し、公社職員が窓口業務を行なうとともに、図書室・視聴学習室を学生に限らず広く区民に開放し、身近で使いやすい学習施設を提供することで区民の学習機会の拡大を図ります。

足立区から受託する生涯学習に関する事業

【あだち放課後こども教室】
区が推進する当事業は、放課後の子どもの安全で安心な居場所を提供する事業です。子ども同士の遊びや保護者を含む地域の交流・体験を通じて、心の豊かさや生きる力を育むことを目的としています。公社は、地域ネットワーク型生涯学習の推進を役割としており、地域による事業運営を支援するとともに、公社資源を投入して子どもたちに体験学習等の機会を提供し、相乗効果により「あだち放課後こども教室」事業の目的と公社の使命との同時達成を図ります。

【情報紙の発行】
区民の学びのきっかけづくりと学習活動の継続のために、公社事業や地域学習センター主催の事業、サークル案内など、区内で実施されている生涯学習情報を収集し、紙面をとおして効果的に全区民に生涯学習情報を提供していきます。

【総合受付システム】
区では生涯学習センター、地域学習センター、総合スポーツセンター、屋内プール等の各受付窓口をネットワークで結び、利用者の利便性を高めている。公社は、この予約システムのインフラ、PC等の機器の管理及び各受付窓口での利用情報の案内や学習室・体育館等の施設予約及び講座受付の運用サポートを受託する。

【生涯学習情報提供システム】
生涯学習に関する区内の各種情報(講座・施設・指導者・グループ等)をインターネット上で検索できる「生涯学習情報提供システム」の運用を受託し、区民が求める情報及び区民の関心や理解を深める特集を企画・公開し、区民の生涯学習への取り組みを推進します。

【ジュニア吹奏楽団の支援】
足立区の音楽文化向上を図り、生涯にわたり音楽を愛好する情操豊かな児童を育成するジュニア吹奏楽団の支援事業を受託し、団体行動を通じ参加児童の健全育成をはかります。また、定期演奏会をはじめ、区内の各イベント等への出演を調整し、地域への音楽普及活動、音楽文化の裾野の拡大に貢献します。

生涯学習施設の維持管理

これまで公社が足立区の生涯学習施設の管理を行い、各施設に関する知識を蓄積・保有してきました。その知識を生かして公社が小破修繕を受託することにより、施設・備品等の故障、破損の修繕を公正かつ効率的な手続きで速やかに行い、施設利用者の利便と安全を確保します。